凄い人 その4
■ボーランド・インターナショナル社
レイトンは大手ソフトウェア卸業者で商品サービス部長をしていたとき、ボーランドにスカウトされました。
レイトンのもといた会社は、いまボーランドの得意先です。
「カーンが自分の製品を初めて売り込みにきた」当時を振り返ってレイトンは言ったそうです。
「毎日のように販売外交員から脅迫めいた手紙が届いた。命が大事ならターボ・パスカルを買えとか、ターボ・パスカルを買わないなら車のエンジンはかけないほうが身のためだ、とか」
その出会いから数カ月後に、レイトンはボーランドに移っています。
レイトンはボーランドを「ソフト界のコダック」に育てるつもりでいます。
ソフトウェア業界で、「有力」とか「大手」とか呼ばれる会社は、たいていターボ・パスカル並みのベストセラー商品を持っています。
ただし、それだけでです。
最初のヒット商品が唯一の商品であるような、単品企業なのです。
しかしそれでは、いつかは限界がきます。